7日に行われるJ2第8節・大分戦を心待ちにしている京都の選手がいる。GKの清水圭介だ。清水にとって大分は、プロ入りした07年から7シーズンにわたり在籍していた古巣。「長くいたチームだし、自分を成長させてくれたチーム」に対して、いまも感謝の念を抱いている。
「試合に出られずに苦しんだ時間も多かったけど、『トレーニングから100%でやる。それが今後に生きる』と信じながら毎日を過ごしていました」。そう大分時代を振り返る清水。現在も大分のGKコーチを務める吉坂圭介コーチの指導は特に印象に残っているそうで、「サッカー人生で一番厳しかったGKコーチ。高校の先輩でもあって、お世話にもなっていて、すごく鍛えてくれた。メンタルも、プレーも、人間的にも、成長させてくれました」と回想する。
現在の京都の順位はJ2・20位。開幕からの7試合で無失点のゲームはいまだになく、守護神の清水にとっても不本意なシーズン序盤戦となっている。一方、大分は現在J2・3位と絶好調の状態にある。このタイミングで迎える思い入れの強い古巣との一戦、清水は自身のパフォーマンスで感謝の気持ちを表すつもりだ。
「大分を(失点)ゼロに抑えて勝てば、僕自身も、チームとしてもすごく自信になるし、逆にウチが勢いに乗ることにもなる。もし失点したとしも、何としても勝ち切ることを意識して試合に臨みます」。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2018/04/05 18:26