東京Vから移籍して2年目。アカデミーから東京Vで育った南秀仁が今節、対戦相手の一員として味スタのピッチに立つことになりそうだ。実現すれば、味スタでのプレーは16年7月10日以来となる。
移籍1年目の昨シーズンは3月初旬に負傷。全治3ヵ月の診断だったが完治までに時間がかかり、結局最終節まで出場が間に合わなかった。東京Vとの2度の対戦にも出場できず、4月15日に行われたホームでの東京V戦も、松葉杖のままミックスゾーンで元チームメートと会話を交わしている。
「ヴェルディだから特別とはそんなに思わない」と言いながらも、「お世話になったクラブなので、いいプレーを見せれば成長したなと思ってもらえると思うので、そういう面では頑張りたいと思います」と元気な姿を見せるつもりだ。
東京Vにはともにプレーした選手がまだ多く残っているが、その中であえて一人、対戦が楽しみな選手を聞かれると、名前を挙げたのは田村直也だった。
「田村選手とは家族とも仲がいいですし、グラウンドで一緒にやれるというのは楽しみですね。独り暮らしの選手を家に呼んでくれて、ごはんとかみんな食べさせてもらってたので、試合でやれるのは楽しみです」
チームは前節・横浜FC戦で序盤に3失点を喫するなど不安定な試合が続いているが、「チームがよりスムーズに攻撃できるように、DFから前への中継役が徐々にはできているかなあとは思います。もっと多くボールをより高い位置で触れたらチームがもっと勝てると思うので、そういうプレーを心がけていきたいと思います」と話していた。
(山形担当 佐藤円)
2018/03/23 21:58