17日の明治安田J2第4節・金沢戦は、互いに連敗脱出を懸けた一戦。人に対して強くプレッシャーを掛ける守備を志向するという類似点のある両チームの対戦は、システムが[4-4-2]同士ということもあり、真正面からぶつかり合う展開も予想される。大宮の石井正忠監督も同様の予測を持ち、次のように展望した。
「個のところで相手の守備を剥がすというのもそうですし、あとはコンビネーションというのも今週のトレーニングを見ていると良くなってきている部分もあります。コンビネーションで崩していく形というのも、見せられたらいいと思います」
前節・徳島戦では展開が早くなり過ぎたこともあり、前線にボールが入っても孤立することが多かった大宮。しかし「今週はお互いの距離感が良くなったので、よりコンビネーションで崩すというところができてくるんじゃないかと期待しています」と指揮官は話しており、より連動したサッカーが展開されることを期待したい。
また、先週末に行われた明治大との練習試合では、負傷離脱していたマルセロ・トスカーノと富山貴光が実戦復帰した。「チーム全体にとってプラスのこと」と石井監督。金沢戦のメンバー入りは微妙だが、流れを変えていきたいチームにとって好材料と言えるだろう。
(大宮担当 片村光博)
2018/03/16 18:33