常葉大から今季京都に加入したルーキーのFW大野耀平が、8日行われたJ2第33節・愛媛戦でうれしい公式戦初ゴールを記録した。
J2第3節・福岡戦で早くもデビューを飾るなど、シーズン序盤から出場機会を得ていた大野だったが、初ゴールがなかなか生まれない中で腰痛を発症して5月からは長期離脱。ようやく練習に復帰した8月の終わりに「今季中に絶対に点を取ります」と力強く宣言していた自身の言葉を、見事に実現してみせた。
その初ゴールは、バックステップ気味の動きの中でクロスに合わせた難易度の高いヘディングでのもの。「簡単な状態より、難しいほうがリラックスできるんですよ。コースも見えていたし、ファーに流しこめば入るかなと思っていました」。そう振り返った言葉からも自信がのぞく。
ゴールの感触を「メチャメチャ気持ち良かったです」と満面の笑みで話す大野だが、まだやり残していることがある。それは、ホーム・西京極での初ゴール。今季、残されたチャンスは、ホーム最終戦となる11日のJ2第41節・東京V戦の1試合のみとなっている。
「ホームでも取りたい。チャンスをもらえれば、絶対に結果を残す気持ちで、死にもの狂いでやります」
点取り屋としての非凡な能力を示し始めた背番号『19』は、どん欲に2戦連続ゴールを狙っている。
(京都担当 川瀬太補)
2017/11/10 18:06