アウェイで行われた前節・松本戦で5試合ぶりの黒星を喫し、19位に順位を下げた熊本は、今節もアウェイ戦。前期対戦で0-3と敗れた京都に挑む。
このゲーム、翌15日に誕生日を迎えるMF上村周平にとっては21歳でプレーする最後の試合となる。ともにトップ昇格を果たしたMF嶋田慎太郎にJ2デビューやJ2通算100試合出場では先を越されたが、その存在感は徐々に増している。
もともと運動量や体幹の強さ、ボディバランスとボール奪取能力に長けており、経験を積むことでポジショニングや判断力にも磨きがかかり“いてほしい場所”にいると感じられる場面も増えた。今季は「ボールを奪ってから攻撃に関わっていくことが課題」と話していたが、第21節・東京V戦でプロ初ゴールも記録した。
前節の松本戦同様、前線に高く強い選手のいる京都戦も「セカンドボール争いが大事」と言い、「ボールを持てる時間は作れると思うし、チームとしてももっと前に人数をかけたい」と話す上村。イベント等で見せる愛嬌からチームでも年少のイメージがあり、FWグスタボより年上という事実も意外に感じられるが、堂々としたプレーぶりや取材の受け答えでも確かに成長している。
21歳、最後のゲーム。勝利で飾りたい。
写真:井芹貴志(エルゴラッソ熊本担当)
(熊本担当 井芹貴志)
2017/10/12 19:37