昨季終盤戦もボランチでプレーした小柳。今季はシーズン当初から継続してボランチを務めている
金沢のDF小柳達司はこれまでのキャリアで主にSBやCBを務めてきた選手だが、今季はボランチで起用されており、コンスタントに出場機会を得ている。
昨季の終盤もボランチでプレーしたが、今季はシーズン当初からボランチを務めている。
「ボランチは360度、攻撃も守備も見ないといけない。そこはいまでも気を遣って意識しないとできない部分なので、それがもう少し無意識にできるようになれたら。練習からもっとトライが必要」
新たなポジションへの挑戦は試行錯誤の連続。「毎日の練習で意識しながらやっていることが試合に出る。今シーズンは『これはできる』、『これはできない』ということの繰り返し」としつつも、「徐々に出せるようにもなってきた」と言う。
運動量多く、ハードに戦うのが小柳のプレースタイル。最近の日本代表は、運動量豊富にボールを奪える選手を中盤に配置しており、それは現代サッカーのトレンドとも言える。
「世界を見ていても、そういう動きの強さを求めている選手が多い。でも、それプラス足元、シンプルにさばけるのがスタンダード。そこをもうちょっと上げていけたら、チームにもプラスになると思うので頑張りたい」
小柳はさらなるレベルアップに余念がない。
(金沢担当 野中拓也)
2017/10/12 07:00