劇的な勝利で決勝進出を果たしたG大阪とのルヴァンカップ準決勝第2戦のあと、2日間のオフを挟んだ11日、C大阪が練習を再開した。
クラブ初のルヴァンカップ決勝進出の余韻も冷めやらぬ状況だが、勝ち越しゴールを決めたDF木本恭生は、「(反響は?)特に(笑)。ちょっとLINEが来たくらい。もうみんな切り替えているし、自分自身、ここからが大事になる。決勝の舞台にも立てるか分からないし、競争がある。これからまたリーグ戦にも出られるように、練習からアピールしていきたい」と今週末に行われるJ1第29節・鳥栖戦を見据えた。
「試合が終わったあと、緊張がほぐれて、一気に疲れが出た。2、3年くらい、老けた気がする(苦笑)」とルヴァンカップ準決勝第2戦を振り返ったユン・ジョンファン監督も、「手にしたものは、まだ何もない。決勝に進出したことで喜ぶことはない。決勝に勝ってうれしさを満喫したい。リーグ戦でもいまは連敗しているので、リーグ戦に集中したい」と手綱を締めた。
今節の相手である鳥栖と言えば、ユン・ジョンファン監督がかつて指揮を執っていたクラブ。「(鳥栖サポーターには)いつも応援していただいて、感謝の気持ちを持っています。自分にとって鳥栖は特別なクラブ。良い感情を持っています」と前置きしつつ、「でも、勝負になれば別。簡単な試合にはならないけど、絶対に勝たないといけない。この波に乗って勝ちたい」とリーグ戦での連敗ストップへ向け、意欲を示した。
リーグ戦では3連敗中のC大阪。ルヴァンカップ準決勝で示したチーム力を、今度はリーグ戦でも発揮したい。
(C大阪担当 小田尚史)
2017/10/11 17:56