前節の山口戦。ジネイはJリーグの舞台にやってきてからの初のハットトリックに喜びを爆発させた。試合後「3ゴールを決めることができて最高の夜だ。こういうのをどんどんつなげていければ」と話したように、チームも勝利し、素晴らしいパフォーマンスをピッチで披露した。ゴール前の冷静さ、鋭い飛び出し、ダイナミックなドリブル。背番号9の良さが存分に詰まった3得点は、さすがと言うほかない。これで得点数を『11』と二桁に乗せ、調子は最高潮までに達している。
このような結果が付いてきているのは、自らの結果よりもチームの勝利へ焦点を当て続けているからこそだろう。「点を取ってチームに貢献できているというのはすごくうれしい。僕は点を取るということだけではなくて、チームに貢献するために、点を取ることが大事だと思っている。僕だけに限らずほかの選手が点を取っても勝っていくことはすごくうれしい。やっぱり自分がどれだけチームに貢献できるかが大事。本当にチームに貢献してプレーができることが幸せ」
そしてJ2リーグもラスト10試合。ここから先は優勝、昇格争いが激化する。厳しいゲームが続くだろう。そのラストスパートに向けてジネイは「あと残り10試合しかないけど、ずっとやってきたことを継続していくことが大事。落とせない試合が続いていくので、自分たちの目標に向かって集中して戦う」と再び気を引き締める。その初戦となるのが今節・讃岐戦。湘南にとって、ジネイにとって、「最高の夜」になることを期待したい。
(湘南担当 高澤真輝)
2017/09/15 19:15