前節対戦した名古屋の風間八宏監督と現役時代、広島で一緒にプレーした片野坂知宏監督。93年5月16日、風間監督の遂げたJリーグ日本人初ゴールをアシストしたのが片野坂監督だったとともに、片野坂監督のJリーグ初得点をアシストしたのが風間監督だったという間柄だ。
それに続き、今節対戦する長崎の高木琢也監督とも広島でチームメートだった過去がある。
「僕の左からのアーリークロスに高木さんがダイビングヘッドで合わせて得点した姿をすごく覚えている」という片野坂監督は「ターゲットになってくれるしヘディングも強く、高木さんに預けておけばという感じだった。相手がカブるような長いクロスを送ると、それを胸でコントロールしてシュートしてくれるのが得意だった」と、“アジアの大砲”とのコンビネーションを懐かしむ。
明治安田J2第14節、アウェイでの前回対戦は、先制しながら2本のPKで逆転負け。今節も高木監督の育てた“闘う集団”のハイプレスに苦しめられそうだが、今度こそ負けるわけにはいかない。片野坂監督らしく、真っ向勝負で挑むつもりだ。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/09/15 19:17