期限付き移籍での加入が発表されたばかりの鈴木武蔵が、前節・岡山戦で早速の松本デビューを果たした。短い時間だったこともあり決定的な仕事とはならなかったものの、リオ五輪代表アタッカーが秘めるポテンシャルに大きな期待が寄せられていることは間違いない。
チーム内競争は激化するばかりだが、既存選手も黙ってはいない。ここ最近、好調を維持している山本大貴が「武蔵も良い選手だけど、自分の持ち味を出して頑張っていきたい」と口にすれば、負傷から明けてチーム練習にも合流している石原崇兆も「(今節・町田戦には)出たいと思っている。試合直前まで調整して、状態を上げていきたい」と静かに燃えている。
8月の最終戦となる今節は、アウェイながら近距離ということもあって2000人を超える松本サポーターが詰め掛けると予想される。昨季第41節では敗北を喫しているピッチでサポーターとともに、あの悔しさを払拭するような戦いが出来るか。若いアタッカー陣の活躍こそ、そのカギとなるだろう。
(松本担当 多岐太宿)
2017/08/25 19:46