21日に大阪着で来日したブラジル人新戦力のDFエウレーが23日、チーム練習に初参加。今節の水戸戦の出場は登録の関係でなさそうだが、「最後の公式戦は(ビトーリアに所属していた)6月末のブラジル全国選手権のコリンチャンス戦。その後も練習は積んでいたのでコンディションに問題はない」と言っており、日本デビューは意外に早いかもしれない。
では、エウレーがどんな選手か、どんな人間かを理解するのに役立つ、囲み取材で口にしたいくつかのコメントを紹介しよう。
「同じチームでプレーしたことがあるジネイ(湘南)を含めて、日本を知る人たちから話を聞いてアビスパ入りを決めた。育成チームのときからプレーしてきたクラブを離れることは寂しかったし、プロになって初めての移籍だけど、今回のアビスパ入りは新しいサッカー人生の始まりと考え、やる気に満ちている」
「FWやアタッカーの経験もあるが、基本ポジションは左SB。足元の技術とスピードに自信があるし、魂のこもったプレーが身上」
「おこがましいけれど、目標とする選手はレアル・マドリーの左SBマルセロ。ワンツーなどのコンビネーションやドリブルなどグラウンダーのプレーと、空中戦に強い選手に合わせるクロスを使い分けながらゴールに絡みたい」
「アビスパの試合はネットを通じて何試合も見た。もちろんウェリントンがどんな選手かは理解しているし、彼の頭に僕のクロスを合わせるイメージはすでにできている」
「この時期の補強がどんな意味を持つかは十分に理解している。謙虚に、誠実に練習に取り組み、ポジションを取りにいきたい。そして、勝利とJ1昇格に向けて力になるべく、全力を出す」
チームの得点源であるウェリントンの良き相棒になりそうなエウレーだが、彼がブラジルで所属していた“ビトーリア”は“勝利”を意味する。“勝利を運ぶ新戦力”に期待大だ。
文・写真:島田徹(エルゴラッソ福岡担当)
(福岡担当 島田徹)
2017/08/23 14:42