前節・山形戦は2度リードされる苦しい展開となった松本だが、攻撃陣の活躍もあって今季初となる逆転勝利を飾った。チームは8月に入ってから、湘南、名古屋と昇格争いのライバルに2連敗。もしホームゲームも落とすことになれば負のスパイラルに陥りかねない状況だった。そこで反町康治監督は、過密日程ということも考慮して先発選手2名の入れ替えを敢行。村山智彦と武井択也が先発出場し、それぞれ持ち味を披露した。
中盤で攻守のスイッチ役として機能した武井は、連敗中ということもあって「気負うことなく、思い切ってチャレンジ」することを心掛けたという。「サッカーは取り返しのつくスポーツ。失点しても取り返せばいい」とチームを鼓舞。逆転勝ちは、その前向きな姿勢が生んだと言える。
今節の対戦相手は岡山。同じ勝ち点の相手との一戦だけに、ここで『3』を得るか、『1』に留まるか、ゼロで終わるかは最終盤に大きな違いが出てくるはず。注目が集まる中、背番号7は「今後につながる試合をしたい」と敵地での健闘を誓った。
文:多岐太宿(エルゴラッソ松本担当)
(松本担当 多岐太宿)
2017/08/19 11:18