一時先発を外されていた金沢の野田紘史は、J2第20節・京都戦から左SBとして4試合連続で先発出場を果たしている。
今節、金沢は千葉と対戦するが、野田は前回対戦(第12節)で一発退場。良いポジションを取れずに、守備で後手に回ったことが招いた結果で、試合後の会見で柳下正明監督に指摘されるなど、野田にとって課題が残る試合だった。その後はしばらく、サイドハーフが本職の宮崎幾笑が左SBを務めた。野田がけがで一時的に離脱したこともあるが、ポジショニングもその理由の一つだった。
野田は「ボールのないときのポジショニング」を自らの課題に掲げ、「自分でダメなところに気づくのも大事だし、もっと良くなれるチャンスだと思って、監督に言われたところをしっかり直さないといけない。もちろん、どんな状況でもやり甲斐はあるのでポジティブにやりたい」と改善を図っている。
今節・千葉戦は「もう一度、自分を試せる場所。ポジショニングの取り方を今までやってきた」という野田だが、あくまで「チームのために戦う」という姿勢を崩さない。
(金沢担当 野中拓也)
2017/07/19 17:43