ブンデスリーガ・フランクフルトへの移籍が決まった鎌田大地だが、鳥栖にとってはマッシモ体制でトップ下を務めてきた大黒柱を欠くことになってしまった。メンバー変更やシステム変更など、さまざまな対応が考えられる。
その点についてフィッカデンティ監督は「見た目は違うサッカーを表現することになるかもしれませんが、チームとしての考え、ベースの部分では大きく変わると考えていない」と話し、システムの変更に関しては含みを持たせた。
当然、指揮官にとっても鎌田の存在は大きいもので、「魅力のある将来性のある選手で、若い選手というより重要な選手だったと思いますので、簡単に替えのきく選手ではない」と認めている。その上で「チームを作り直すのではなくて、チーム全員で新しいやり方などを見付けて、今まで以上に良いチームとして戦えるようにしたい」と今後の展望について言及した。
2日に行われる次節、甲府戦は鎌田不在で迎える最初の試合。指揮官がどんな策を見せるのか注目が集まる。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2017/07/01 09:12