21日の天皇杯2回戦・町田戦に先発出場した坂井大将。16分、伊佐からの横パスを受けて先制点を挙げた。
坂井にとっては公式戦2ゴール目。初ゴールはU-18在籍中の14年、2種登録にして公式戦初出場を遂げた天皇杯2回戦・ヴェルスパ大分戦で、自ら得たPKを沈めたもの。
トレーニングパートナーとしてブラジルW杯に帯同したのをはじめ、AFC・U-19選手権に2大会連続出場。昨年の16年大会では主将としてチームを率いアジア制覇を成し遂げ、10年ぶりのU-20W杯出場を果たすなど、代表では輝かしい実績を積んできたが、大分では出場機会に恵まれず、悶々とした日々を送っていた。
「得点はできたけど、個人的には30点」と自身には厳しい評価ながら「町田戦のメンバーはいつも練習試合で一緒にやっている仲間。みんなで絶対やってやろうと話していた。その一丸となっている感じがうれしかった」と試合を振り返る。
これを機に大分での出場を増やしたい。将来を嘱望される重圧とも戦い続ける生え抜きが、次の目標に向け新たな舵を切った。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/06/24 18:50