今月20日に来日した“タイのメッシ”ことMFチャナティップ・ソングラシン。21日は天皇杯2回戦が行われたため全体練習がなく、22日がオフ。そのため23日が初の全体練習合流となった。
公式戦2日後でオフ明けということもあり、比較的軽めなメニューではあったものの「ポジショニングなど細かい部分がしっかり求められる」と日本での本格練習初日の感想を話した。また、チームメイト全員と一緒に練習したことについても「みんな優しく接してくれてうれしい」と好スタートとなった様子。
札幌市内に移り住んでからの2日間についても「食事も美味しいし、街の景色や空気も綺麗」と大満足な口ぶり。移籍ウインドーがまだ開いていないため、公式戦出場のための選手登録までにはまだ1ヵ月ほどを要するが、それまでに万全な調整をしてくれそうな気配だ。
また、“タイのメッシ”はメディアを引き連れての来札となった。タイの大手メディア企業「サイアム・スポーツ・シンジケート」は記者と映像スタッフを派遣。宮の沢白い恋人サッカー場のプレスルームからこの日の出来事をつづった記事と、シュート練習でチャナティップが見事なボレーシュートを決めた場面の映像を母国へと送り届けていた。身長158cmという小柄ではあるが、その存在の大きさがあらためて感じ取れた。
(札幌担当 斉藤宏則)
2017/06/23 19:52