戦列を離れた者もいれば、戦列に戻ってきた者もいる。町田では今季開幕からJ2リーグ戦全試合出場を続けていた戸島章が右ひざ内側側副じん帯損傷で戦列を離れた一方で、土岐田洸平(写真)や中村祐也ら負傷者がフルメニューを消化するなど、公式戦復帰への階段を着実に上っている。
第5節・金沢戦で負傷離脱した土岐田は、12日に実施された神奈川大とのトレーニングマッチ(45分×2本)の2試合目で90分フル出場を経験。「攻めの部分はまだ足りないけど、守備はカバーリングもそこそこできるようになってきたし、ようやくチームに付いていけるようになった」と語る。神奈川大戦では前後半で左右のSBのポジションを務めるなど、ユーティリティープレーヤーの彼が復帰となればチームにとっても心強い。
また、J2開幕1週間前のトレーニングマッチ、横浜FM戦で負傷した中村も神奈川大戦の終盤に15分程度出場し、対外試合復帰を果たした。本人も「ひとまず対外試合に出られたことが収穫」と語るなど、公式戦復帰に向けて大きな第一歩を踏み出した。
今節、敵地での長崎戦を2日後に控えたトレーニングでもフルメニューを消化した土岐田と中村。その長崎戦でのベンチ入りはあるのか。注目が集まる。
(町田担当 郡司聡)
2017/06/16 07:00