17日に行われる常勝軍団・鹿島との試合に向けて並々ならぬ意欲を燃やしているのが札幌のMFマセード。「鹿島は多くの有力なブラジル人選手が在籍していた歴史もあり、ブラジルでも名の知られたビッグクラブ。クラブW杯での戦いぶりもテレビで見ていたし、そういった相手と戦えるというのは、モチベーションが高まる」と試合を心待ちにしている。
鹿島にはペドロ・ジュニオール、レアンドロといった強力なブラジル人選手がおり、マセードとしてもジュリーニョとともに札幌のブラジル人の存在感を示したい思いは強いはずだが、「それよりも、とにかくまずはチームが勝つことのほうが最重要。もちろん、良い活躍をしたい気持ちは強いが、それはチームの勝利のため」とキッパリ。
5月31日のルヴァンカップでは来日初ゴールを挙げ、チームのプレーオフステージ進出に大きく貢献しており、「とても自信につながるゴールだった。今後も得点でなくても構わないから、とにかくチームの勝利や躍進につながるプレーをしていきたい」と、背番号23はあくまでもフォア・ザ・チームのスタンスを崩さない。鹿島戦では遠征メンバーに帯同することが濃厚で、右サイドからの鋭い突破さらには高精度なクロスボールがカシマスタジアムを沈黙させるかもしれない。
(札幌担当 斉藤宏則)
2017/06/15 18:23