7日の練習で清水のチョン・テセが完全合流した。チョン・テセは5月31日のルヴァンカップ第7節・FC東京戦で味方選手と激突し脳しんとうを起こして途中交代。6日間の離脱を経て、この日から練習復帰のゴーサインが出た。復帰初日は全体練習の最後となるミニゲームまでこなし、小林伸二監督も「柱となる選手が前にいるとラク。何かをやってくれるし、ダメでも気合いを入れて追い掛けていた」と目を細めた。
チョン・テセが欠場したJ1第14節・FC東京戦は、白崎凌兵の負傷交代まで重なり、シュート4本、5試合ぶりのノーゴールと攻撃陣が沈黙。ただ、それよりも気になったのは、むしろ守備のほうだ。チョン・テセは「ゲームが動くところで、もう少し堅くいかなければいけない。1試合に2失点をしていたら勝てない」とチームの課題を指摘。リーグ9戦ぶりの勝利に向けて、「攻撃でも守備でも存在感を発揮してしかなければいけない」とあらためてチームを引っ張る決意を見せた。
写真:田中芳樹
(清水担当 田中芳樹)
2017/06/07 18:05