5月31日に、2017JリーグYBCルヴァンカップ・グループステージの全日程が終了。この結果、Aグループでは仙台が1位となり、4年ぶりとなるノックアウトステージ進出を果たした。
仙台は第6節終了時点でグループ首位だったが、最終節は休み。他会場の結果次第では2位となる可能性もあったが、2位のFC東京が清水に敗れたことで首位が確定した。
試合経過を見守るしかなかった31日の19時から21時は、TVで他会場の試合中継を視聴していた選手もネットで結果を追っていた選手も、それぞれ各種通信手段で情報をやりとりしていたとのこと。クラブハウスでは、試合が動くたびにスタッフが大騒ぎだったという。
一夜明けた6月1日、渡邉晋監督はチームに「自分たちが導いたものがあってこそ、果報が届いた」と呼びかけ、多くの選手が関わって勝ち点13を獲得したことの意味を強調した。
第1節・FC東京戦(0●6)に惨敗を喫してスタートした仙台だが、その後は無敗。「FC東京戦のあとに、石川直樹(写真)が『ここからだ!』と何度も呼びかけたような姿勢が大きかった。若手もベテランもやれることをやって、逆境をはね返す力がついた」と、渡邉監督はチームの組織を作るだけでなく結果も出した選手たちを評価した。
グループステージの多くの試合でゲームキャプテンを務め、第6節・札幌戦で決勝点を挙げた石川直は「みんなで出したこの結果は、リーグ戦を戦う上でも自信になる。これからは今まで以上に成長していきたい」と、この先の戦いに向けて前を向いた。
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/06/01 18:17