ルヴァンカップ第6節・FC東京戦は、勝たなければその時点でグループステージ突破の可能性がついえる大一番。この試合に向け、人一倍闘志を燃やしているのがGK桐畑和繫だ。
「ルヴァンカップは自分の場所」と話す背番号1はここまでカップ戦にフル出場。安定したパフォーマンスで最後尾からチームを支えている。だからこそ、終了間際の失点で勝ち点を落とした第4節・磐田戦、第5節・仙台戦には責任を感じており、勝ち点3がマストなこの試合に掛ける気持ちも強い。
「FC東京は個の力がある選手が出てくると思う。向こうはリーグでウチにやられているし、勝ったらグループステージ突破できると強い気持ちでくると思う」と相手を分析。チームについては「(ここ3試合は)勝ってはいないけど、今までのルヴァンはどの試合も自分たちがボールを持って、攻撃をしかけてという良いサイクルの中で自信を持ってレイソルのサッカーを出せる時間が多かった」と振りかえり、こう続ける。
「リーグのメンバーは勝っていて良い顔をしている。もちろん僕たちもチームで勝っていてうれしいけど、正直ルヴァンで悔しい試合(1勝2分1敗)が続いた中で、うれしい中にも悔しさを持ちながらやっているメンバーがいっぱいいる。(ルヴァンカップで)勝たないと取り戻せないし、勝ちたい気持ちの強い選手がたくさんいるのが現状なので、勝ちたいだけ。それをプレーで表したい」
チーム屈指のムードメーカーであり、誰よりもチーム思いの桐畑。今節は最年長GKがピッチ上で輝きを放ち、チームに勝利をもたらす。
(柏担当 須賀大輔)
2017/05/23 09:56