新潟から金沢に期限付き移籍中の宮崎幾笑が、前節・岐阜戦(0●1)で今季初先発。フル出場を果たした。
勝利で飾ることはできなかったものの、宮崎は右サイドハーフとして先発し、得意のドリブルからシュートを放つ惜しい場面もあった。「展開的にはすごく良い流れだった。自分もチームもみんなそうだけど、ああいうチャンスをしっかり決めていかないと、やっぱりこういう結果になる」と悔やんだ。
ただ、「ひさびさの90分だったので楽しかった。今までは途中から出させてもらっていたけど、やっぱり90分の中では自分が絡んでいける回数は必然的に多くなってくる」と振り返るように、自身にとって充実したゲームになったようだ。
宮崎は後半途中から左SBにポジションを移し、ドリブラーの山田晃平とマッチアップ。「1対1の対応も、最後に山田が入ってきたけど、それに対しても付いていけている。そっち(SB)もやれるかなというふうに見ている」と柳下正明監督は話しており、今後はSB起用も有り得る。
「昨季も結構SBをやっていた」という宮崎。彼のスピードは後方からのオーバーラップにも生かされるだろう。
(金沢担当 野中拓也)
2017/05/01 17:01