金沢は今節、ホームに熊本を迎える。熊本は前節、松本との『熊本地震復興支援マッチ』で勝利を収め、連敗をストップ。11年、12年に熊本に在籍したDF廣井友信は「熊本は特別な試合で特別な力があったと思う。試合を見て、すごく気持ちのこもったゲームだった」と語った。
「(在籍)当時のメンバーはもうほとんどいない」(廣井)が、いまだに熊本思いな一面もある。昨年の地震で熊本城は甚大な被害を受け、ニュースでも大きく報道された。熊本時代に一口城主制度に寄付した経験を持つ廣井は、修復の支援を募る復興城主制度を知り参加。自身のツイッターには復興城主手形がアップされている。「『自分にできることを』と思ってやった。熊本の象徴だから何とか元に戻ってほしい」という。
前節の勝利で調子が上向いたであろう熊本との一戦に向けて「僕たちも負けない気持ちで臨んで、ホームなので絶対に勝ちたい」と勝利を誓った廣井。昨季金沢に在籍したFWアン・ビョンジュンとのマッチアップも予想されたが、そのアン・ビョンジュンは松本戦で負傷交代。18日には、じん帯損傷で加療期間約4週間とのリリースが出たため、今節の帯同はないだろう。廣井は「対戦できないのは残念。アイツがいたほうがイヤなのは間違いない。熊本がホームのときにやれれば」と話した。
文・野中 拓也(エルゴラッソ金沢担当)
(金沢担当 野中拓也)
2017/04/19 20:09