前節・山口戦で68分からピッチに立ち、今季初出場を果たした千葉のFW菅嶋弘希。最終盤に勝ち越して、5試合ぶりの勝利に貢献し、「チームが勝っていなかった状況で、自分が出た段階でもスコアレスだったので、とにかく勝ち切れたことが良かった」と振り返った。
公式戦出場は昨季の最終節・讃岐戦以来、約5カ月ぶり。ポジショニング以外の指示はなかったが、「攻撃を活性化させる目的で入ったのは分かったので、しかけることを意識した」と落ち着いていた。後半ロスタイムにMF髙橋壱晟が抜け出してPKを得た直前のプレーではポスト役となり、決勝点にも絡んだ。「出番がない中でもちゃんと練習に取り組んできた。これからも自分も含めて、出番のなかった人たちでもっとチームを盛り上げていきたい」と前向きだ。
18日のU-20日本代表とのトレーニングマッチでは、自身が得たPKを決め、チーム唯一の得点をマーク。春本番に入るとともに、エンジンが掛かり始めた21歳は層の厚い攻撃陣の中で虎視眈々と定位置奪取を狙っている。
(千葉担当 大林洋平)
2017/04/19 09:49