現在J2で首位に立つ湘南。今節・讃岐戦に向けて島村毅はこう話す。「讃岐と試合するのは本当に久しぶり。アウェイで簡単に勝てたイメージもない。いつもギリギリのところで勝てている。みんな油断してないと思うし、J2でもチャレンジャーの気持ちで戦いたい」。
Pikaraスタジアムでの讃岐戦は3年ぶりだ。前回対戦時は2-0の完封勝利を挙げ、当時開幕前に掲げた『勝ち点80』に到達。そのまま昇格への道を突き進んだ。ただ、決して簡単な試合だったわけではなく、出場停止であったり、アジア大会で主力メンバーがいないなかでのゲーム。それでもチーム一丸となって戦ったことが、勝利につながった。
前節・千葉戦も同様に、「チーム全体の勝利」(曺貴裁監督)だった。武田英二郎が久しぶりにスタメンで出場すると、自分の特長を遺憾なく発揮。その頑張りに釣られるように、湘南の足は最後まで止まることなく今季最高のゲームをホームで見せつけた。「変わって出た選手が良いプレーするのは良い流れを生む」(島村)。登録メンバー31人が常日頃から準備しているからこそ、誰が出ても湘南らしさを出すことができているのだ。
また今節も厳しい戦いとなるが、選手・スタッフ・サポーターが一つになって戦い、勝利のダンスで再び喜びを分かち合いたい。
(湘南担当 高澤真輝)
2017/03/31 18:44