東京Vの二川孝広が、23日(現地時間)のW杯最終予選UAEvs日本での今野泰幸のプレーについて、口を開いた。
「もちろん見ましたよ。途中まで」という二川は、G大阪在籍時のチームメイトの活躍を、含み笑いを浮かべながら振り返った。
「より(攻撃に)積極的になっている。(得点を取る)いい感覚をつかめているのだと思う」
ボランチながら前線まで進出して、日本の2点目をマークした場面にニヤリ。そして、「あの年齢ですごい動いているなあ、と思います」。
36歳の二川から見ても、2歳年下の今野が自陣深くから相手ゴール前まで進入する姿は、目を見張るモノがあったということだろう。翌朝の練習を控える中で深夜のTV観戦に踏み切った状況で、いわゆる“Box-to-Box”の今野の動きにある程度の感銘を受けたのは伝わってきた。その二川、今野のゴールを確認してから、安心したのか眠りに就いたそうだ。
今季、いまだ出場機会のない二川だが、コンディションは「普通の状態」。練習では今野と同じボランチの位置でプレーすることもある。「試合では、しっかりした守備からの速い攻撃という場面が多い。チームとしてもっと攻撃のときに掛ける枚数を増やせるようにしたい」と出場時のイメージをふくらませている。彼のパスセンスが必要になるときはきっと来るはず。そのときのための準備を淡々と続けていく。
(東京V担当 田中直希)
2017/03/24 16:53