かつての古巣ホーム戦を愛媛のMF小池純輝が楽しみにしている。
「もう古巣のチームもいっぱいあるので」と照れ笑いを浮かべながらも、やはりかつて2シーズンをプレーした水戸は思い入れのあるチームであり、好きな街だ。
「水戸にいたときからいまでも応援してくれている人もいるし、お世話になった人もたくさんいる。いまもオフには毎年のように水戸に遊びに行っている。愛媛と同じで人が温かい」
小池は今季ここまでの開幕4戦すべてに先発出場しており、今節も先発スタートが濃厚。昨季は千葉で出場機会を失い、その前年も水戸のホーム開催試合では欠場していたため、今節出場すればケーズデンキスタジアム水戸での3年ぶりのピッチとなる。
「元気に活躍する姿を見せたいという気持ちは強い」
かつてそのスタジアムで見せていた縦へ鋭く仕掛ける姿はいまも健在。加えて、今季の愛媛では「選手全員が過去最高のパフォーマンスを」という指揮官からの高い要求に試行錯誤しながらも、それをピッチで貪欲に実践。味方を使うプレーも織り交ぜながら組織としての質の高い攻撃にも貢献する姿を見せている。
小池は今年5月に三十路を迎えるが、いまもなお自身が成長過程にあることにワクワク感を隠せない。その新たな自身のスタイルを今節、古巣相手に披露し、「(水戸の人たちが)そんなプレーやってた? となれば」と意気込む。
その表情からは“エーコ(小池の愛称)スマイル”がこぼれていた。
(愛媛担当 松本隆志)
2017/03/22 18:54