プレーできる状態にはこぎつけたようだ。17日、富士ゼロックススーパーカップの鹿島戦前日に左足の内転筋を痛め、鹿島戦とACLのウェスタン・シドニー戦を欠場していた柏木陽介。24日発売の本紙では横浜FM戦に向けて調整していたことを伝えたが、昨日、今日とフルメニューを消化している。
全体練習後、足の状態を確認するように坂道ダッシュを繰り返すと、「100%かどうかは試合をやってみないと分からない。やるつもりでいるけど、もしかしたら(復帰は28日のACL)ソウル戦になるかもしれない。もう1回休めばもっと完全な状態になるのは分かっている」とまだ完璧な状態ではないようだが、「休むほど痛くはない」と言う。
開幕前のキャンプではペトロヴィッチ監督も認めるように仕上がりが順調だっただけに離脱は「悔しかった」が、それでも長いシーズンを考えて無理することなく、「もし無理してやっていたら(離脱期間が)1カ月ぐらいになっていたかもしれないところを休めただけでも自分の中では成長」と先を考えて休養したことをポジティブに捉えている。
試合勘を含めて現在の状況から完全に復調するのは復帰から「2、3試合目」だと感じているようだが、「その状況でも良いプレーをして結果を残すことが目標。自信を持ってプレーしたい」と力を込めた。
一方でペトロヴィッチ監督は柏木について「今日と昨日とチームのトレーニングに合流して良いプレーができていたと思う」としながらも、起用については「連戦が続くので、起用に関しては慎重にならないといけない部分もある」と明言を避けた。
(浦和担当 菊地正典)
2017/02/24 15:43