25日に水戸との開幕戦を迎える湘南のDF岡崎亮平が、今季への強い思いを語り、これまで以上の活躍を誓った。
昨季はけがで思うようなシーズンを過ごせず、試合から遠ざかる日々を送った。しかしその悔しさは成長への一歩となる。体を作って臨んだスペインキャンプではフィジカルの強い外国人選手に対して、ストロングポイントである「ヘディングや高さというのは通用した」と話す。そのキャンプではコンディションやゲーム感覚を上げることができた。これに加えて一番の収穫となったのは、公式戦で特長を存分に発揮するに必要な“自信”を付けたことだろう。それでも、一つ階段を登れば必ず課題が出てくるのも世の定め。「体を張ることや1対1の強さ、ポジショニングの面を上げていかないといけない」。自らが課題を改善していくことが、今季活躍するためのポイントになりそうだ。
「自分が出た試合は全部無失点ぐらいの勢いでやりたい。それが順位につながるので、出た試合はゼロで抑える」と今季へ意気込む岡崎は、チームの主軸としての活躍を求められるだろう。攻撃につながるパスや上下のランニングなど、要求は多くなるが、積極的に自分のプレーを出していかなければならない。
これから始まるリーグ戦を見据えて、「1試合終わるごとに成長できるし、このチームはずっと成長していける」と語った岡崎。まだまだ大きく、強くなる可能性を秘めた存在だ。湘南とともに飛躍を期するシーズンの幕は、アウェイでの水戸戦から開ける。
(湘南担当 高澤真輝)
2017/02/24 16:17