9日、V・ファーレン長崎は平戸オランダ商館(長崎県平戸市)でオランダ・エールディヴィジ所属のフェイエノールトとの業務提携を発表した。会見にはフェイエノールトのギド・ヴァドール国際部長、黒田成彦平戸市市長、服部順一V・ファーレン長崎取締役/GMが出席。
業務提携の内容は、ユース年代の向上(強化育成)、指導者ならびにタレント養成を目的とした戦略的パートナーシップとされ、具体的には「オランダおよび日本における指導者及びタレント養成」、「遠征ツアー、クリニック、ワークショップ、長崎における監督・指導者に対する研修実施」、「トレーニングプログラム、組織運営等、両クラブ間におけるノウハウの提供」が行われる予定となっている。
フェイエノールトのギド国際部長は、今回の提携がクラブ間だけでなく、長崎とロッテルダムの交流、相互発展の礎となることに強い期待を述べ、V・ファーレン長崎の服部GMもフェイエノールトとの提携を決断した経緯として、「同じ港町であり、街が同じような成り立ちをしている」と挙げているように、クラブ間の業務提携という枠を超えたものにしていきたいという思惑が感じられた。
写真:藤原裕久
(長崎担当 藤原裕久)
2016/11/09 20:20