FC東京の篠田善之監督が、来季も指揮を執ることが確実になった。クラブは近日中にも続投を要請する。
12年からFC東京のコーチを務めてきた篠田監督は、今季7月の城福浩前監督の解任に伴い指揮官に昇格。監督就任後、リーグ戦では6勝2分2敗と、低迷していたチームを安定飛行させることに成功している。
直近の試合となった22日のJ1・2nd第15節・鹿島戦では、苦手な相手に08年以来の勝利を挙げ、試合内容も終始攻守で主導権を握り今季のベストゲームとも言えるパフォーマンスを見せた。ここまでの手腕を評価したクラブ側は、来季はあらためてシーズン初めからチームを任せ、より安定した環境のもとでの采配を託すことに決めた。
鹿島戦後には主将で日本代表DFの森重真人も「いま、自分たちはチームとしても個人としても、持っている能力が良い方向に出せるようになってきている」と語り、篠田体制での手ごたえを語っている。かつて福岡を08年途中から11年途中まで指揮した経験を持つ篠田監督が、FC東京で腰を据えて第2の監督人生の勝負に出る。
(FC東京担当 西川結城)
2016/10/23 03:00