「愛媛戦のシュートは打った瞬間に『あ、入った』と思った」。そう振り返るのは16日に行われた前節(J2第36節)のアウェイ・愛媛戦でリーグ戦初得点を挙げた札幌の中原彰吾。
プロ4年目のアタッカーは、これまで何度も得点チャンスがありながらも、その度にバーやポストに嫌われてばかりだった。そうして歯がゆい思いを重ねてきたが、やっと初ゴールが生まれたのだ。
ポストなどに嫌われ続けたこれまでのシュートと、しっかりネットを揺らした今回のシュートとは何が違うのか? そう問うたときの答えが冒頭のコメントだ。「今までは打ったときも『入るかな? どうかな?』という感触だった。でも、今回は違った」という。チームでも技術力の高さでは指折りの中原。1点入れば量産も…と感じてきたファン、サポーターも多いはず。
本人も「ここからがより大事だと思う。次の試合でも続けて得点できるようにしたいし、そのためにもまずはしっかり練習でアピールして、試合に使ってもらわなければ」と得点を機にさらに意欲を高めている様子。得点量産を実現させて欲しいところだ。
(札幌担当 斉藤宏則)
2016/10/19 18:42