AFC・U-19選手権バーレーン大会の開幕を直前に控え、25日、26日に行われるU-19日本代表合宿のメンバーに選ばれた長沼洋一は、「この合宿が最後のチャンスだと思っている。(練習)試合でアピールすれば絶対にアジア選手権(AFC・U-19選手権)のメンバーに入れると思っているので、勝ち取りたいと思っています」と意気込んでいる。
8月末のフランスとUAEの遠征メンバーに選ばれず、自分が当落線上にいることは分かっている。ポジションを争うライバルは横浜FMの遠藤渓太や名古屋の杉森考起と自覚しており、「(遠藤)渓太か(杉森)考起か僕。3人のうち2人が選ばれると思っている」と、対抗心を燃やしている。
長沼は今季、広島ユースから昇格して意気揚々とトップチームに飛び込んだがプロの厳しさを実感している。公式戦の出場はなく、「できると思ってトップチームに上がったが、技術や経験の差を突き付けられている」状況だ。
ただ、決して腐っているわけではない。「(練習でも)なかなか得意なポジションをやらせてもらえないが、できないことをできるようになると思ってやっているし、守備は徐々に良くなっていると思う」と話す。
「東京五輪は大きな目標」。4年後を見据えながらも、長沼は熱いハートを持ち、できることをコツコツと続けている。
(広島担当 寺田弘幸)
2016/09/23 09:11