前節・岡山戦(0△0)の翌日19日は、リーグ戦に出場していなかった選手を中心に北九州とトレーニングマッチを行った。地震の影響で過密日程となったこともあり、こうした練習試合もほとんど実施できていなかったが、出場機会の少ない選手たちにとってはアピールの機会となった。
試合には2-3で敗れたが、「ひさびさに90分の試合ができて良かった」と話したのはFW齋藤恵太。「得点は(黒木)晃平さんからのクロスを頭で。1対1でしかけることができたし、全体を押し上げて高い位置でボールを回すこともできた。でも、最初の失点に絡んでしまったし、押し込んでスペースがない状態のときに止まってしまう場面もあったので、もっと抜けてスペースを作ったり、関わりを増やしたりしていかないといけない」と手ごたえと同時に課題にも目を向ける。
今季はケけがもありリーグ戦15試合出場1得点にとどまるが、「もっと自分の持ち味を出して試合に関わりたい」と、残り10試合への思いを強くする。また熊本の暑さについても、「慣れてきたし、涼しくなってきたので、だいぶ走れるようになってきた」とのこと。
チーム全体で現状を打破する上で、齋藤の覚醒も大きなカギを握っている。
(熊本担当 井芹貴志)
2016/09/21 14:35