2nd第12節・横浜FM戦を前に、非公開練習を行った新潟。CBの大野和成、舞行龍ジェームズが負傷中のため、前節・名古屋戦に続いて西村竜馬、増田繁人の起用が濃厚だ。前節は松原健も加わり3バックが採用されたが、3人は距離感だけでなく、年齢も23~24歳と近く連係もスムーズ。常に話し合いながら守れたことで、流れの中で崩されることはなかった。
今節に向けては、失点したセットプレーの場面やビルドアップの工夫など、活発に話し合いながら修正を進めている。
「とにかく自分にできることを100%やる」と話すのは西村。12年に新潟ユースからトップに昇格し、その後すぐにブラジル2部チーム、JAPANサッカーカレッジ(北信越1部)、アスルクラロ沼津(JFL)を渡り歩いて、今季4シーズンぶりに新潟へ戻って来た。「自分が一番下手なので」という思いから常に全力で、最後には体を投げ出して守り切る泥臭さで勝負する。今節、強力なアタッカー陣をそろえた横浜FMにも「相手は関係なく勝ちに行く。けがをしてでも守る。結果が欲しい」という強い気持ちで臨む。
また、新潟のボンバーヘアでもある西村は、本家ボンバー・中澤佑二とのマッチアップも楽しみにしている。「(髪のことは)周りの選手にも言われました。もっと伸ばしておけば良かったかな」。気持ちとヘディングの強さは西村の武器。ゴールも狙っていくつもりだ。
(新潟担当 野本桂子)
2016/09/16 13:59