槙野智章が完全合流を果たした。槙野は右足の軽い肉離れによって、8月27日のJ1・2nd第10節、同31日と9月4日のルヴァンカップ準々決勝で行われた神戸3連戦を欠場。一度は招集された日本代表も辞退していたが、7日のトレーニングからゲームに合流し、フルメニューを消化した。
槙野は「(別メニュー調整を続けていたため)完全に休んでいたわけではないけど、心肺系は上げていかないといけない」と体力面にまだ課題を残しているようだが、痛みに関して問われると「あるように見えました?」と逆質問。実際、攻撃参加はもちろんのこと、相手の攻撃陣が引けば高い位置までついていくなど、ピッチをところ狭しと動き回って脚の回復をアピールしていた。
今回の代表辞退は、今後のことを考えて無理をすべきではないという判断の下での判断であり、大事を取ってのものだった。それだけに「UAE戦もタイ戦もウズウズしながら見ていた」と笑ったが、「離脱している間も自分にできることはしたつもりだし、良い休養というか、気持ちも体もリセットできた」とポジティブに捉えている。
チームはルヴァンカップで準決勝進出を決めた一方、リーグ戦では連敗している状況だが、「ここからが勝負だと思う。あとはやるだけ」と表情を引き締め、鳥栖戦から全力を尽くしてチームに貢献することを誓った。
写真:菊地正典
(浦和担当 菊地正典)
2016/09/07 15:33