天皇杯1回戦・和歌山戦でGK富居大樹が山形に加入後初出場を果たした。
昨季は群馬でリーグ戦40試合に出場しポジションを確立しながら、今季は絶対的な存在である守護神・山岸範宏がいる山形へあえて移籍。ここまでリーグ戦では出場はなかったが、8月27日の天皇杯1回戦でついに山形での公式戦デビューを果たした。
延長戦の末に2-1と勝利したその試合をあらためて振り返ってもらうと、「いや、もう全然ですね。全然酷かった。それがいまの実力だし、できているところ、できていないところもはっきりした」と自身のパフォーマンスには納得いかない様子。しかし、「試合に出ないとそういう課題も見つからないので、そこはポジティブに捉えて練習からやっていきたい」と前向きに話していた。
天皇杯2回戦は古巣・群馬との対戦が決まったが、「出たいけど、それは監督が決めること。この前のプレーをしているようでは難しいと自分では思っている」と語った。
その群馬では、昨年1年間チームメートだった鈴木雄太がプロ11年目で公式戦デビューを果たした。「ブレずにやってきたからこそしっかり勝利に貢献していたと思うし、そこは尊敬するところ。すごく優しくて、誰とでも話せる良い人ですね」と鈴木を評価。しかし、実際は同日に自身の山形デビュー戦も迫っていたため、それどころではなかったようだ。
(山形担当 佐藤円)
2016/09/01 19:36