U-19日本代表チームに参加していたために、先日のファン感謝デーに出席できなかった山中亮輔選手。次のリオ五輪では中心選手となるはずのホープに、いろいろと聞いてきたのでお伝えします。
――U-19日本代表として出場したU-22アジア選手権予選を振り返って?
「相手は年上だったけど、その相手に5戦全勝できたことは、(U-19アジア選手権、U-20W杯)最終予選に向けて自信になったと言える、大会になりました。予選は絶対に突破したいという気持ちは変わりません。チームとしても、南アフリカ遠征、そして今回のインドネシアでの大会を経てコンビネーションの部分は上がっているけど、なかなか(ケガやチーム事情で)メンバーがみんなそろわないという不安もある。でも、それが代表チームですから。そんななかでも、勝たないといけない。一人ひとりが責任を持ってプレーすることで、そういうことは補えると思います。
――クラブではMF、代表ではSBをつとめていますが?
「そうですね。代表の左SBでは、ポジション的に言うとDFですし、まず守備から入ることを意識しています。でも、この前の大会(U-22アジア選手権予選)で入らない失点もあった。そこまでは、やられてはいないから自信にはなりましたけど…」
――試合勘については?
「90分通してゲームに出ることが少なくなっていました。代表で出られるのは良いことですね」
――レイソルでの課題?
「もっと球際のところを強くいかないといけません。あとはワンタッチで、蹴りやすいところに置くこと。ファーストタッチに、神経を使っていかないとダメだと思う。ボクは2年前の茨田くん(ユースから昇格初年度で開幕スタメンなど活躍)を見ているから、そうなれるチャンスはこれまで自分にあったと思う。思い描いていたようには、きていない。これから、チャンスをものにして、試合に出てインパクトを残す仕事をしないと次に使ってもらえない。練習から、こいつを使ってみたいと思われるようにしないと。自分のシュート力は武器。そこを試合中も練習中も、意識してプレーしています。シュートが決まるようになれば、チャンスはあるはずだと思って」
受け答えを聞いていると、少し大人になったような気がします。この日、トップの練習に参加していた柏U-18所属のGK中村航輔選手、秋野央樹選手もU-19代表では山中選手のチームメイトですが、2人とも堂々とプレーしていました。代表チームで学んできたものは、あったようです。
(柏担当 田中直希)
2012/07/19 03:51