金崎夢生が、石井正忠監督およびチームに対して謝罪をした。
20日のJ1・2nd第9節・湘南戦で途中交代を命じられた金崎は、監督との握手を拒否。交代に不満を露わにしてスタッフに取り押さえられるなど、チームの輪を乱していた。
しかし、試合翌日、本人はすぐさま監督に謝罪。次の練習日にはチーム全体に対しても迷惑をかけたことを深謝した。金崎に反省の色が濃いと見たクラブは、厳重注意こそ与えたものの、それ以上の罰金や出場停止などの咎めはなし。金崎本人も、次の試合に向けたトレーニングに汗をかいていた。
石井監督と金崎の間には、すでにわだかまりはなく、練習のなかでも普段と変わらない姿が見られた。
「夢生が表に出しただけで、(途中交代に)そう思っている選手はたくさんいると思う」
そう言って選手の心情にも理解を示した石井監督。いま一度、チーム一丸となって09年以来遠ざかっているリーグタイトルを目指す。
文:田中滋(エルゴラッソ鹿島担当)
(鹿島担当 田中滋)
2016/08/24 14:17