17日に行われた熊本の練習では、長らく別メニュー調整を続けていたMF村上巧が部分合流した。
村上は開幕直前のトレーニングマッチで右足中足骨を骨折。熊本地震後に一度合流したが、再び同じ箇所を痛めて離脱していた。
「2回目はさすがにショックだった。でも、約1カ月半、東京の国立科学スポーツセンター(JISS)でリハビリさせてもらって、内田篤人(シャルケ)や武藤嘉紀(マインツ)、あとテニスのクルム伊達さんなんかと一緒に過ごしていろいろな話ができた。それが良かったと思う。特に武藤にはたくさん刺激をもらって、心も体も成長できた。まだ自分の思ったとおりに動けているわけではないが、一緒にリハビリに取り組んだ皆や、周りで支えてくれている人たちのためにも、しっかり復帰して結果を出して、恩返ししたい気持ちが強い。完全合流のメドは9月頭だが、慎重に、焦らず、でも気持ちは切らさずにやっていきたい。しっかり挽回して、チームの力になれたらと思うし、周りに引っ張られるのではなくて自分が引っ張っていけるようにしたい」
力強く今後に向けての決意を口にした村上。完全合流と、今季初出場はもうすぐだ。
写真:井芹貴志
(熊本担当 井芹貴志)
2016/08/17 13:37