17日の第3節・千葉戦の79分、栃木は決定的なピンチを迎えた。千葉のFKにDFとGKが被ってしまい、フリーとなったナム・スンウの目の前にボールが転がったのだ。ゴールはガラ空きで絶体絶命かと思われたが、一瞬の判断でカバーに入った赤井秀行が右足でナムのシュートをスーパークリア。チームを救うビッグプレーとなった。
「練習から誰かがカバーに入ることをやっていたし、あれはたまたま僕だった」と赤井。この日のゴール前は特にピッチが荒れており、「バウンドも変わっていたので、(足を)振るというよりは当てる感じだった。ボールがどこに行ったかも全然分からなかった」とのこと。千葉戦では対面のジャイールを抑える仕事も担い、無失点に大きく貢献した赤井。
20日の山形戦に向けては「失点さえしなければ、前は絶対にやってくれる。粘り強く戦っていきたい」と話した。
(栃木担当 片村光博)
2013/03/18 18:11