26日にベルギーのKSC ロケレン・オーストフランデレンから期限付き移籍(2016年7月26 日~2017年1月1日)での獲得が発表されたベサルト・アブドゥラヒミの加入記者会見が、28日にC大阪のクラブハウスで行われた。
ベサルトは「欧州から長い距離を移動する日本への移籍は大きな決断だったが、知り合いなどから日本やJリーグ、C大阪のいい印象も聞いていたので、移籍を決めた。クラブのJ1昇格のために力になりたい」と抱負を語った。
ブルーノ・メネゲウの中国1部・長春亜泰への予期せぬ移籍により、急きょリストアップされた中で白羽の矢が立ったマケドニア代表FWは、19日に来日し、すでにチームに混じって練習も行っている。21日には紅白戦で1得点1アシスト、25日の大阪産業大学との練習試合でも1得点と、結果も残してきた。プレースタイルとしては、ドリブル突破に優れ、裏に抜け出すプレーも何度も見せている。
「2列目ならどこでもできる。いまのウチには少ない、自らしかけることができる選手。(日本人選手で言えば)横浜FMの(齋藤)学のような感じかな。J2のコンパクトな守備相手にどこまでできるか分からないけど、かなり速い」と大熊清監督も期待を寄せる。
Jリーグへの選手登録が済めば、今節の京都戦から出場が可能となる。現在、3位に甘んじているチームの起爆剤となれるか。注目される。
文・写真:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)
(C大阪担当 小田尚史)
2016/07/28 15:40