J2で降格圏の21位に沈む金沢はここから残留争い直接対決の3連戦を迎える。
21位の金沢は、現在残留争いの真っ只中。シーズン序盤は5連敗を喫し、どん底を味わった。しかし、第12節・山口戦から[4-4-2]の堅守速攻スタイルに舵を切り、少し勝ち点を積み重ねられるようになってきた。夏の補強で岐阜からMF秋葉勝、鳥栖からMF中美慶哉が加入すると、守備が安定し、攻撃においても得点の匂いがする場面が増えた。
直近5試合の成績は2勝2分1敗。降格圏にいるものの、「上位と同じような勝ち点を取っている。このペースでいけたら必ず昇っていけると思う。3連勝は逃したが、また危機感をしっかりと持ってやっていくことが大事」と森下仁之監督。
次節からは16位・水戸、22位・北九州、18位・東京Vと残留を争うチームとの直接対決が続く。「順位が近い相手が多いので、勝ち点3以上の重みがある。しっかりと結果を出したいと思うし、結果を出さないと、自分たちが苦しくなってしまう」(森下仁之監督)。ここから続く直接対決の結果が、金沢の命運を左右する。
(金沢担当 野中拓也)
2016/07/27 20:28