
福岡に所属するリオ五輪日本代表、亀川諒史に第一子が誕生。充実した2016年に悔いを残さないため、どうしても達成しておきたい目標について亀川は思いを新たにした。
8日に第一子が誕生した亀川。パパになって初めて臨んだ9日のJ1・2nd第2節・横浜FM戦は残念ながら0-3での敗戦となったが、10日のオフを利用して生まれてきた我が子と初対面を果たした。
「また一人、自分のことを応援してくれる人が増えたし、それが身近な家族という存在で、うれしく思います」
そう話す表情には自然と笑みがこぼれており、第一子の誕生はやはり格別な思いがある様子だった。
リオ五輪に臨むU-23日本代表に選出され、第一子の誕生と公私に充実したシーズンとなっているが、亀川には足りないものがあるという。それは福岡のJ1残留だ。「この1年を振り返ったときに、それが達成できないと『良かったね』と言うことができない。ここから後半戦、もっとやっていかないといけない」と亀川。福岡は年間勝点で最下位に沈んでいるだけに、チームの浮上を強く意識している様子だった。
13日の第3節・FC東京戦では同じくリオ五輪に選出された室屋成とのマッチアップも予想される。「成とは代表でもずっと一緒にやっているし、特長は分かっている。どんどん前に出てくるので、そこでの駆け引きで守備に回らされてしまうと後手に回ってしまう。こっちが高い位置を取れれば優位に立てると思うので、攻撃でも守備でも駆け引きで先手を取りたい」。
注目のマッチアップを制し、チームにとって9試合ぶりの勝利を呼び込みたい。
(福岡担当 杉山文宣)
2016/07/11 20:19