05年のJデビュー以降、岐阜のMF髙地系治がこれまでJ2で積み上げてきた試合数は実に『399』。399試合目の第16節・長崎戦で負傷し、ここ2試合は欠場が続いているものの、前節・C大阪戦ではメンバー入りを果たしているだけに、今節で復帰する可能性もあるだろう。19日の横浜FC戦でピッチに立てば、歴代5人目となるJ2通算400試合出場を達成する。
もちろんこの数字は1試合1試合の積み重ね。01年に東京Vに所属したが1試合も出場できず、地域リーグを経て再びJの舞台に戻ってくるなど“遅咲き”でもある髙地は、「数字自体はあまり気にしていない」と前置きした上で、これまで関わったすべての人に感謝の言葉を紡いでいる。
「自分でも『よく出たなあ』という思いはあるけど、自分一人でここまで来れたわけではないし、今まで出会ってきた人たちがいて、いまの自分がある。みんなに助けられてきたからこそ、こういう数字を重ねてこれたわけだから、今まで一緒にやってきた選手や指導者、関係者の方にすごく感謝している。クラブがあって、監督が使ってくれなかったらこうはならない。自分より上の人もまだまだいるわけだし、オレもやれるまでやりたい」
今節の対戦相手である横浜FCは、奇しくも200試合出場を達成したときの古巣クラブ。感慨深い気持ちを抱きながらも、髙地はこれまでどおり岐阜の主将としてチームの勝利を望み、400回目のピッチに向かう。
(岐阜担当 村本裕太)
2016/06/18 17:57