15日に行われるG大阪vs浦和。“浦和の突貫小僧”こと関根貴大のプレーは一味違うかもしれない。前節の鹿島戦ではスタメンから外れた関根。リーグ戦で控えに回るのは、4日後にACLの広州恒大戦を控えていた第5節・甲府戦以来だった。本人は「(リーグ戦がなかった)前の週(の練習)からスタメン組から外されていた」こともあり、“スタメン落ち”と自覚している。
スタメンから外されればモチベーションが低下することもありえるだろう。ただ、関根はサブ組で練習することで「逆にそれを良い方向に向けていかないといけない」と考えた。サブ組では「(ボールを)取られても何も言われない」と笑いつつ、「スタメン組に入るとそれ(取られると指摘されること)がプレッシャーに変わって取られないほうにいってしまう。サブ組に入って思い切りできたので、スタメン組に入ったときに生かせると思う」。
関根の武器はドリブルであることはもちろんだが、1年目にしてスーパーサブ、2年目にしてレギュラーとなったのは、勝負根性が秀でていたからだ。「外された理由としては『行けない、行かない、なんでだ』みたいな感じで思われている。そうやって中途半端な感じで(スタメンから)外されるなら、行くところで行って取られて『お前何してんだ』ぐらいのほうが清々しい。行かなくて代えられるなら取られて代えられたほうが100倍いい」。関根はそう言って笑った。
鹿島戦の前日には自身が契約するナイキ社のスペシャルムービーを見て「メンタルですべてが変わることを改めて感じた」とツイートしていた関根。メンタルは変わった。そこからすべては変わるか。
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(浦和担当 菊地正典)
2016/06/13 18:57