5月28日のJ2第15節・岡山戦(2○1)で、チームを勝利に導く逆転ゴールを決めたMF山村和也。
2日の練習後、「ミスから失点してチームに迷惑をかけたぶん、点を取れたことは良かった。チーム全体としても最初は相手のプレッシャーでミスも続いたけど、その後、崩れることなく自分たちのペースに持っていって、逆転できたことは成長」と安堵の表情で話した。
この得点場面、山村と競り合っていたのは鹿島所属時の大先輩であるDF岩政大樹。試合前、岩政について、「(岩政)大樹さんは、自分が鹿島に入ってからずっと、先生みたいな人だった。私生活でもピッチの上でもすべてがお手本になる選手だった。一つひとつ勉強させてもらった。対戦したら負けないようにしたい」と話していただけに、まさに“恩返し”とも呼べるゴールとなった。
また、岡山戦で負傷交代したMFソウザは今週もランニングにとどまり、4日の第16節はMF扇原貴宏がボランチで今季初先発することが濃厚。山村は「タカ(扇原)はリズムを作ってくれる選手。うまくサポートしたり、サポートしてもらったり、前節も途中から良い関係性でやれたと思うので、今節もしっかりコミュニケーションを取ってプレーしたい」と、扇原とコンビを組むイメージを語る。
リオ五輪の開幕も近付いているが、4年前、日本のベスト4進出に貢献したロンドン五輪代表のイケメンボランチ二人が、C大阪の中心として舵を取る。
(C大阪担当 小田尚史)
2016/06/02 19:11