今節の対戦相手・広島について「デビュー戦だったので、よく覚えている相手」と答えたのは、昨季の第3節・広島戦でJリーグデビューを果たした昌子源。あれから一年間で成長した姿を「ピッチで証明したい」と力強く語った。
明るく正直な性格で、「自分みたいな選手に話しかけてくれるのはホンマに有り難いっす」と、この日のファンサービスにも人一倍時間をかけた昌子。広島の佐藤寿人選手の印象について問うと、「裏への抜け出しや動きだしには注意が必要」と警戒しながらも、「でも昨季一番やばいと思ったのは、寿人さんでも、大前選手でもなく、大黒さん(現:杭州緑城/中国)」と持論を展開した。「サボっているように思えて放っておいたら、いつの間にか裏を取られていた。試合終了まで何を考えているか分からなかった」という。
残念ながらその因縁の相手は中国へと戦場を移してしまったが、今季も持ち前の向上心を生かして、多くの経験を力に変えていくだろう。
(鹿島担当 倉橋捺稀)
2013/03/14 16:46