浦和のDF槙野智章が日本代表でのSB起用についてコメントした。
日本代表は前日の25日にキリンカップのメンバーを発表。会見の中でハリルホジッチ監督はポジションごとにメンバーを発表したが、槙野について本職のCBではなく「左SBとして競争してほしい」と話していた。
それを受けて槙野は「いろいろな思いはある。真ん中もできる、サイドもできるという中で、誰かの後釜とは見られたくない」とコメント。そしてハリルホジッチ監督が「ディスカッションを用意している」と言っていたが、槙野も「ディスカッション」という言葉を多用しながら、「起用法や僕の評価を聞かないと。求められていることをしっかり理解した上でプレーしないといけない。果たして攻撃が求められているのか、守備を求められているのか、バランスを求められているのか、うまく話できれば」とやや戸惑っている様子だった。
そしてハリルホジッチ監督がJリーグと欧州のスピードの違いについて「バイクとフェラーリぐらい違う」と言っていたことに関しては、「『こんちくしょう』と思っているからこそ、見せないといけないし、変わらないといけない。僕たち国内組もそれを言われて悔しかったら結果とプレーで見せないといけない」と、その悔しさをバネにし、29日の鳥栖戦で「ACLを戦ってきた日本の代表として、球際だったり走力だったりでも差を見せないといけない」と力を込めた。
文:菊地正典(浦和担当) 写真:徳丸篤史
(浦和担当 菊地正典)
2016/05/27 17:26