前節のJ2第14節・横浜FC戦(1△1)で、C大阪加入後初出場を果たしたMF清原翔平。
25日に行われた紅白戦でもAチームの右MFに入って1得点を挙げるなど、次節・岡山戦での先発奪取へ向けてアピールした。練習後は、「ここ3試合勝ちがない中で、変化を求められている。自分の持ち味である運動量を出して、いろいろなところに関わって、良い影響を与えていきたい」と語った。
前々節の山口戦(2●4)。チームとして教訓を得たこの試合で、清原も大きな刺激を受けた。2得点を挙げた山口のMF鳥養祐矢は、清原にとって、11年~12年のSAGAWA SHIGA FC(JFL)時代のチームメートであり、「弟のような存在」(清原)だった。「チームが負けたことは複雑だけど、元チームメートで家族みたいな選手が多くのお客さんの前で活躍したことは刺激になる。昨季の自分と重なるところもあった。(負けたという)結果に対しては悔しさしかないけど、(鳥養にとっては)J2初得点。素直にそこは『おめでとう』と伝えたい。自分は自分の進むべき道を歩んで、セレッソで一歩踏み出せるチャンスが来たらつかみ取りたい」と強い決意を述べた。
昨季、J2昇格1年目の金沢で見せた活躍を評価されてC大阪に“ステップアップ”した清原が、勝利から遠ざかる現在のチームに新たな力を注入する。
(C大阪担当 小田尚史)
2016/05/25 21:40